トレーニングの段階

同じ内容を身につける場合でも様々な練習方法があります。

チームの習熟度に合わせてトレーニングを設定することが重要になります。

選手やチームの理解度を以下のように分けています。

もっと細かく分けることもできますが、大きくこの３つに分けられます。

それでは二人組の動きを身につける場合の一連のトレーニングを設定して見ましょう。

①そもそもその動きを知らない、うまく動けない

この段階ので必要なのはその動きを知って自分と味方とボールやスペースの関係の中で動けるようになることです。

知るためには、映像を見せる、ボードで説明する、コートでデモをするなどが挙げられます。その後、守備者を付けないでローテーションからシュートまでの流れを確認することをお勧めします。

②相手がいる中でその動きを最適化してできない

動きがわかるけど守備者のいるプレッシャーの中でうまくいかないといった段階です。ここでは2対2やロンドなどの局面を切り取ったトレーニングでその動きのコツや判断基準を落とし込みましょう。

③その動きが有効なタイミングがわからない、有効な状況を作り出せない。

局面では適切に動けるようになった段階です。例えば、二人組の動きは2対2では上手にできるが試合ではうまくいかないと言った状況です。原因は実際の試合には3人目のカバーの選手がいることなどが考えられます。カバーがいる場合は逆サイドに展開して二人組の動きで崩すかピヴォ当てに切り替えるかなどが考えられます。よりゲームに近い形でのトレーニングが必要です。