二人組の動きで重要なこと
- 2018.11.20
- 戦術解説

①距離感
攻撃者2名の距離感を10メートル以内が望ましい。
10メートルの根拠はフットサルコートに3人の選手を均等に配置した時の距離感である。二者の距離が長くなるとパスカットされるリスクが増えたり、動き直しにも時間がかかる。
→ボールホルダーは味方に近づくような運び方をする。キーパーから受ける段階で近付いておく。
②ファーストコントロールの選択
ボールを動かすか止めるか
ファーストコントロールの選択肢は二人組を組む際には⑴コントロールオリエンタードで内側に大きく運ぶ⑵足元に止めて前を向く(パウサ)が主である。(ワンツーなどを選択するときのダイレクトパス、ファーストタッチで相手を抜き去ることも忘れないでほしい)
1、コントロールオリエンタード→内側に運ぶことでパスコースを作る。パスをうかがいながら味方の動く時間を作る。顔を上げる。
2、足元に止めて前を向く(パウサ)→守備者と正対することでプレスの勢いを止める。相手を止め時間を作る意味がある。
③受け手の動き
ボールホルダーと自分のマークを見る
⑴ボールホルダーの状況と⑵自分へのマークとの距離感⑶スペースの位置、が基準になる。
⑴ボールホルダーの状況
1、ボールホルダーへのプレスが弱く余裕がある場合、前方向へのパスが出やすくなる→前進できる動きを選択(例パラレラ、ジアゴナル)
2、ボールホルダーへのプレスが強く余裕がない場合、平行か後ろ方向へのパスになる→平行で受けるか、サポートの動きを選択(例ワンツー、ブロック、カーテン)
⑵自分へのマークとの距離感
近い場合相手に走り勝ち裏を取れる可能性が高い→裏への動きを選択(例ボールホルダーがワンツー、受け手がバ、パラレラ、ジアゴナル)
⑶スペースの位置
スペースの存在するところに走る動きを選択する。→カバーや味方の位置を把握する必要がある。
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